相続税の軽減は大事なの?

相続税対策の重要性とは

日本では相続が3代続くと財産がなくなると言われます。日本の相続税の税率は最高で55%で、フランスは40%、ドイツは50%と日本と同じような国もありますが、オーストラリアやスイスなど相続税を廃止している国もあります。日本で仮に5億円の遺産を相続したとしても自分の孫へ相続する時には8,250万円にしかならず、実に8割近くが税金で取られてしまいます。これが現金での相続であれば現金が減るだけですが、土地の相続となると現金を用意するためにその土地を売却しなければならない場合も出てくるため、売却にかかる諸費用や場合によっては売却損という余分な費用がかかる可能性があります。
せっかく一生懸命働いて手にした財産を守るためにも相続税対策はしっかり行うべきです。

相続税対策にはどういったものがあるのか

相続税対策としては財産評価を引き下げること、財産を予め移転しておくこと、納税資金を準備しておくことなどが挙げられます。
まず財産評価を引き下げる方法として、土地は相続税で評価する時に公示価格の80%で評価されることを利用する方法があります。例えば、1億円の現金を持っている場合はそのお金で1億円の土地を購入すれば、相続税の計算では8,000万円で評価されるため、1億円の現金を持っているより2,000万円も評価を下げることができます。他にも小規模宅地等の特例や貸家建付地の評価を利用して評価を引き下げる方法があります。
次に財産を移転する方法としては毎年110万円の基礎控除を利用して生前贈与を行うことや配偶者へ居住用の不動産を贈与した場合に最大2,000万円の控除を受けることのできる贈与税の配偶者控除、最大2,500万円まで非課税で贈与することのできる相続時精算課税制度を利用する方法があります。
最後に納税資金対策としては生命保険の非課税限度額(500万円×法定相続人の数)を利用することにより、できるだけ土地などの物納を防ぐことができます。